
シルクパジャマの効果って?
そんな疑問にお答えします。
なめらかな肌触りと、高級感のあるデザインが魅力の「シルクパジャマ」。
睡眠や美容に関心のある方なら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
最近では、パジャマだけでなくナイトキャップ、アイマスク、寝具といったさまざまな製品が登場し、
レディース、メンズともにアイテムが揃っていて“プレゼント”に贈る方も増えてきています。
でも、「シルクパジャマ」って普通のパジャマと比べるとちょっと高いし、お手入れが難しそう……。
また、取り扱いのブランドも多く、何が違うのか?どれが自分にとって最適なのか?が分からないといった声も多いです。
そこで本記事では、シルクパジャマのメリット・デメリット、洗濯方法など取り扱いの注意点を解説。
さらに、シルク100%パジャマの“おすすめのブランド・販売店”を紹介します。
世界で人気のシルク専門ブランドから、信頼の日本製パジャマ、洗濯しやすいお手軽アイテムまで揃えましたので、ぜひ最後までご覧ください。
この内容を知れば、シルクの魅力や選び方がわかるだけでなく、とっておきの一着が必ず見つかります。
シルク素材の効果・メリットとは?


シルク(絹)は、カイコの“繭(まゆ)”からとれる天然繊維のことで、その主成分は“フィブロイン”という繊維状のたんぱく質です。
このフィブロインは、グリシン・アラニン・セリンといった“アミノ酸”で構成されており、
これらのアミノ酸は、人の皮膚や髪の毛に含まれるたんぱく質の構成に似ているため、
肌や髪になじみやすく、高い親和性を持つ素材として知られています。
- 摩擦が少なく肌にやさしい
- 通気性がありムレにくい
- 静電気が起きにくい
- 丈夫なのに軽い
シルク繊維は、表面が非常になめらかで吸水性があることや、皮膚や髪と似たアミノ酸構成をしていることから、
“摩擦”や“静電気”が起きにくいといったメリットがあります。
さらに、通気性・透湿性に優れているため“ムレにくい”といった特徴があり、夏場はとくに快適です。
また、繊維自体は強く丈夫なのに、綿やウールといった他の素材よりも軽いため、下着やナイトウェアにも適しています。


このような理由から、シルク製品は肌への刺激が少なく、他にはない着心地のよさ、リラックス効果が生まれるため、
睡眠の質の向上や、美肌ケア、美髪ケアに応用されています。
フィブロインは分子が緻密で規則正しく並んだ結晶性の部分と、不規則で緩いつながりの非結晶性の部分からなり、結晶部分が全体に占める割合(結晶化度)は約40-50%といわれている。これらの割合がシルクの引っ張りや伸び、吸水性、染色性と深い関係があると考えられている。
〜中略〜
フィブロインは多孔質なため、分子量の小さな空気や蒸気などは通すが、分子量の大きな水滴は通さず、そのため通気性や透湿性を保ちながら防水性も備え、同時に多孔質の異型断面構造となっていることから、光を乱反射し、光沢を生み出している。
引用:フィブロイン
シルクパジャマのデメリットとは?


シルクパジャマは“高級感”と“機能性”の高さで人気ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 値段が高い
- 摩擦に弱く洗濯に気を使う
- 紫外線に弱い
高級素材であるシルクは、生産に時間や手間がかかるため、綿や化学繊維に比べると価格が高くなる傾向にあります。
また、強い摩擦や熱に弱いため、洗濯機での洗濯や乾燥機の使用は、基本NG。手洗いやドライクリーニングが推奨されることが多いです。
また、直射日光に当たると変色や劣化を起こしやすいため、干す場所や保管方法に気を使う必要があります。
・摩擦に弱い。 ・フィブリルが集束して繊維を構成しているため、強い摩擦で繊維が割れて毛羽立ちやすい。
引用:誰もが憧れる素材 シルク(絹)について
・毛羽だった部分は光の乱反射で白っぽく見える。
・紫外線に弱く、黄色~褐色に変色する。
・水洗いすると光沢が消失し、収縮したり色物は色落ちしたりすることがあるため洗濯が難しい。


シルクの洗濯方法について


強い摩擦や熱に弱く、洗濯方法が面倒だと思われがちの「シルクパジャマ」。
基本的には、手洗いやプロのドライクリーニングが推奨されることが多いですが、
シルク製品にもさまざまな種類があり、お手入れ方法もその製品やメーカーによって多少異なることがあります。
そのため心配な方は、購入前にお手入れ方法に注目を。
最近では、“洗濯機対応”のアイテムもありますので、気になる方はチェックしてみてください。
また、手洗いができる場合、洗剤はシルク対応のおしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使いますが、
メーカーによっては、洗剤を使わずに冷水での手洗いを推奨している場合もあります。



洗ったあとは、直射日光の当たらないところで吊り干しを♪


ココシルク(カラダノミライ)が販売しているシルク専用・中性洗剤です。
シルク専門ブランド・

ニュージーランド発の自然派ブランド。シルク対応洗剤は“公式ストア
洗濯機で洗えるか?


基本的には、“手洗い”やプロの“ドライクリーニング”が推奨されるシルクパジャマ。
洗濯機や乾燥機が使えない製品が多い理由は、天然繊維であるシルクが水や熱、摩擦に弱く、
機械洗いや高温乾燥によって繊維が傷んだり、光沢が失われたりする恐れがあるためです。
シルクは元々水に弱い素材。水に浸けた状態で摩擦を受けると、変色・変質してしまう恐れがあります。
引用:シルクは洗濯できる?失敗しないための洗い方の手順と注意ポイント
とはいえ正直なところ、「自宅で洗ったらすぐに着られなくなるのか?」と言われれば、必ずしもそうとは限らず、
たとえば一度、ネットに入れて洗濯機で洗ったからといって、すぐに生地がボロボロになり着られなくなるわけではありません。



繊維自体は丈夫ですが、表面がデリケート!
そのため自己責任にはなりますが、どうしても“手洗い”や“クリーニング”が面倒なときは、
摩擦をできるだけ減らす工夫をして洗うのも選択肢のひとつ。
具体的には、裏返して洗濯ネットに入れ、「ドライコース」や「手洗いコース」などのやさしいモードで洗うといった方法です。
ただし、購入時の光沢やなめらかな肌触りを長く保ちたい場合は、やはりメーカーが推奨するお手入れ方法に従うのが安心。
最近では、ご自宅の洗濯機で洗えるシルクパジャマも増えていますので、気になる方はチェックしてみてください。


シルクパジャマおすすめの販売店5つ


シルク100%パジャマで、おすすめのメーカーや販売店を紹介します。
世界で人気の有名ブランドから、信頼の日本製パジャマ、洗濯機でも洗えるタイプまで。
多彩なカラー、デザインが揃いましたので、ぜひご覧ください!
ブランド | 特徴 | メンズアイテム |
---|---|---|
![]() ![]() LILYSILK(リリーシルク) | アイテムが豊富 大きめサイズあり | あり |
![]() ![]() イーズクリエーション | 「かぶる」タイプ 日本製あり 洗濯機対応あり | なし |
![]() ![]() COCOSILK(ココシルク) | カラーバリエーションが豊富 大きめサイズあり | あり |
![]() ![]() ワコール 睡眠科学 | カラーバリエーション豊富 大きめサイズあり | あり |
![]() ![]() パジャマ工房 | 日本製 洗濯機でも洗える 大きめサイズ対応 | あり |
LILYSILK(リリーシルク)


LILYSILK(リリーシルク)
パジャマ、ナイトキャップ、アイマスクなどの“おうちアイテム”はもちろん、
Tシャツやパンツ、ワンピースなどの“レディース&メンズファッション”といった、多彩なラインナップが揃っています。
現在、公式ショッピングサイトでは、夏準備に嬉しいアイテムが勢揃い。対象商品2点目40%OFFのクーポンを配布しているほか、
洗濯機対応の新素材“シルクジャージー”コレクション(ファッションアイテム)では、2点2,000円OFF、3点4,000円OFFのセールを実施しています。



サイズ&カラーが豊富!




・公式サイト:シルク&カシミアの衣料品・ホームウェア【LILYSILK(リリーシルク)】
イーズクリエーション
イーズクリエーションは、肌への刺激を抑えた“シルク100%”素材や“オーガニックコットン”の下着やナイトウエアを販売する国産ブランド。
アイテムは、素材だけでなく「縫製」にもこだわり、肌の弱い方・肌トラブルにお悩みの方から広く支持を集めています。
『シルクパジャマ』は、控えめな光沢感と温かみのあるデザイン、着心地のよさが魅力の一着。
上下セットは、ボタンのない“かぶるタイプ”や“前開きタイプ”があり、ゆったりと着用したい方に人気です。
これ以外にも、ワンピース、ワンマイルウエア、ルームパンツ、カーディガンなど豊富な種類が揃っています。



一部アイテムは、日本製造・洗濯機の使用OK!






COCOSILK(ココシルク)
COCOSILK(ココシルク)は、シルクをもっと身近に取り入れられるよう、高品質でありながらもリーズナブルな価格を大切にしているシルクブランド。
アイテムは、レディース、メンズ、枕カバーやナイトキャップといった、さまざまなお家アイテムがそろっています。
とくに人気のパジャマの魅力は、豊富なカラーバリエーション。シンプルで決まったデザインになりがちなナイトウェアですが、
思わず触れたくなるような光沢感と、ときめくカラーで好みの一着を見つけることができます。
シルク生地は、最高級6Aランクを採用。厳しい品質管理のもと、中国の工場で生産することでコスパの良さを実現しています。



ギフトにもおすすめ!






ワコール 睡眠科学
ワコールの「睡眠科学」は、肌触り、着心地、通気性といった、眠るときの“心地よさ”を追求した人気シリーズです。
シルク100%の『シルクサテンパジャマ』は、大人可愛い上品なデザインが魅力の一着。
美しい光沢感と、なめらかな肌触り、ゆったりとした着心地がたまりません。
メンズ・レディースの上下パジャマと、ロング丈のネグリジェ、ナイトキャップが販売されています。





シンプルな王道シルク!






パジャマ工房
パジャマ工房は、1959年に創業された滋賀県の老舗メーカー。自社工場で生産される、メイド・イン・ジャパンの品質にこだわっています。
『シルク100%パジャマ』は、伸縮性のある“シルクニット”仕立てのパジャマ。優しい色合いと、柔らかな着心地で、贈り物にもぴったりの一着です。
女性用は、「前開き襟付き」「前開き襟なし」「かぶりVネック」の3つのデザイン、
さらに、珊瑚朱(さんごしゅ)・薄葡萄(うすぶどう)・乙女椿(おとめつばき)といった和のカラーをセレクトできます。
お手入れ方法は、手洗いがおすすめですが、弱流モードなどで“洗濯機”にも対応しています。



オーダーメイドで最大5Lサイズまで♪






まとめ:眠るのが楽しみになるシルク100%パジャマ


シルクパジャマのメリット・デメリットや取り扱いの注意点、さらにおすすめの“ブランド・販売店”を紹介しました。
シルクは、カイコの繭(まゆ)から生まれた“天然繊維”。
人の肌や髪の毛との親和性が高く、通気性や吸水性に優れる、肌にやさしい素材です。
また、その独自の肌触りと軽い着心地により、“睡眠の質の向上”や“リラックス効果”が期待されています。
しかし、値段は少々お高めで、気軽に洗濯できずお手入れが面倒くさいところはデメリット。
シルクは摩擦には弱いですが耐久性には優れるため、取り扱い方法を間違えなければ長く使えるアイテムです。
洗濯方法がどうしても気になる方は、洗濯機OKなタイプをぜひチェックしてみてください!

