
旭研究所のハイドロキノンって実際どうなの?
そんな疑問にお答えします。
肌の色素沈着に有効とされる「ハイドロキノン」。
なかでも、旭研究所の『業務用ハイドロキノン』は価格もリーズナブルで買いやすく、気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、世間では「本当に効果があるのか怪しい……」なんて声もしばしば。
実際、手っ取り早くレーザーを当てるか、根気強くハイドロキノンを試すか?で、悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで本記事では、口コミで話題の旭研究所『業務用ハイドロキノン』について、
実際に使った感想や、悪い口コミからみえたデメリット、効果的な使い方について解説します。
ハイドロキノンとは?


ハイドロキノンとは、美白効果を目的に配合される美容成分で、
メラニン生成にかかわる「チロシナーゼ」の働きを抑えることで、シミの原因となるメラニンの生成を阻害する作用があります。
美容では皮膚の美白に利用されるが、頻繁な副作用について医学的な監督が必要で法的な規制や安全性の議論がある[2]。
引用:ヒドロキノン
チロシナーゼは、メラニン生成を制御する律速酵素である酸化酵素です。この酵素は主に、ラパー・メイソン経路としても知られるメラニン合成の2つの異なる反応に関与しています。
引用:Tyrosinase
ハイドロキノンには大きく分けて「純ハイドロキノン」と、安定性を高めた「安定型や誘導体」といったの2種類があります。
安定型ハイドロキノンや誘導体(アルブチンなど)は酸化しにくく、肌への刺激が比較的穏やかなものが多いですが、
美白効果は「純ハイドロキノン」と比べて劣るとされることがあります。
一方、純ハイドロキノンは高い美白効果が期待できますが、皮膚への刺激リスクがあるため、配合濃度や使用方法には十分注意したい成分です。
酸化・変質しにくい性質を利用して「新型ハイドロキノン」「安定型ハイドロキノン」などの名称で化粧品などに配合されている。
引用:ヒドロキノン
「純ハイドロキノン」か?


旭研究所の『業務用ハイドロキノン』のパッケージや公式サイトを確認しても、はっきり“純ハイドロキノン”とは書かれていませんでした。
水、グリセリン、ハイドロキノン、フェノキシエタノール、クエン酸Na、ピロ亜硫酸Na、カラメル、クエン酸


しかし、全成分をよく見るとハイドロキノン単体での記載があるため、「純ハイドロキノン」を配合した製品だと確認できます。
そのため、効果はある程度期待できますが、皮膚刺激は心配されるため、特に肌の弱い方は気をつけて使いたいアイテム。
使用方法を見ても、「気になる部分に塗布してください」と書かれていますので、あくまで“スポットケア”として部分的に活用したい美容液です。
使ってわかったメリット・デメリット




旭研究所の『業務用ハイドロキノン』は、液体タイプのハイドロキノン入り美容液です。
使い方は、肌の気になるところにポイントでつけるだけ。
メリットは“液体”のため細かい部分に使いやすいといった点や、
肌がピリつかないというところも個人的には気に入っていて、何度かリピートしています。



めんぼうだと塗布しやすい!


この製品は、保湿成分の「グリセリン」も配合されているため、比較的マイルドな使用感になっています。
しかし、ハイドロキノン自体は刺激を感じやすい成分のため、肌の弱い方は注意が必要。
シミや色素沈着など気になる部分だけに使うのが基本で、顔全体への使用は推奨されていません。
お肌にあって、とても気になる黒い点々…。 そこに、手にとった一滴を塗布してください。
引用:業務用ハイドロキノン
非常に強力な成分のため、使用法を守ってお使いください。
また、加齢やストレスなどで肌のターンオーバー(新陳代謝)が正常にできていないと、効果を感じるまでに時間がかかることがあります。
気になる場合は、市販の「ピーリング剤」と併用するのがおすすめ。旭研究所でも、ピーリング成分配合の『石けん』の使用を推奨しています。



ターンオーバーは通常だと約28日間です。
ハイドロキノン溶液やハイドロキノンクリームと一緒に使用することでより早く効果を実感することができます。
引用:業務用ハイドロキノン石けん
ターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれて古い皮膚がはがれ落ちるサイクルのことです。ターンオーバーを日本語にわかりやすく置き換えると肌の新陳代謝を指します。
引用:「肌のターンオーバーとは? 乱れる原因や対策について」
夜のケアのみ使用可能


ハイドロキノンは、夜のみの使用が基本とされている成分で、旭研究所の『業務用ハイドロキノン』にも、同様の記載があります。
その理由は、ハイドロキノンは美白効果がある一方、紫外線などの外的刺激によって不安定になりやすいから。
日中は紫外線や汗、摩擦など外部刺激が多く、肌が敏感になりやすい時間帯。紫外線対策をしっかり行なっていないと、かえって炎症や色素沈着を招く恐れがあります。
そのため、ハイドロキノンを使うなら、肌が落ち着きやすい夜のスキンケアに取り入れるのがおすすめ。
「夜だけ」「気になる部分に限定して使う」ことが、推奨されています。
アレルギー性の接触性皮膚炎を起こすことがある[3]。「化粧品の安全性評価に関する指針2001」などに準拠して試験し、ハイドロキノンには一次刺激性があり、安定型ハイドロキノンには一次刺激性はない[7]。
引用:ヒドロキノン



夜の洗顔後がおすすめ♪
ハイドロキノンクリーム5%との違い
旭研究所の『業務用ハイドロキノン』は液体タイプ。対して、『業務用ハイドロキノンクリーム5%』は、やわらかく塗りやすいクリームタイプです。
液体タイプはさらっとしているので、指で塗ると必要のない部分にまで広がってしまうことがあり、綿棒などを使ってピンポイントに塗るのが適しています。
一方、クリームタイプはやや粘度があるため、指でも狙った部分に塗りやすく、部分ケアがしやすいのが特徴です。
また、全成分を確認すると、クリームタイプには液体タイプには含まれない「ビタミンC誘導体」や「抗炎症成分」が含まれており、美白効果に加えて肌ケア効果も期待できる処方になっています。
そのため、美白と同時にスキンケアも重視したい方には、クリームタイプがおすすめです。
水、スクワラン、ハイドロキノン、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ペンチレングリコール、ステアリン酸グリセリル、3-O-エチルアスコルビン酸、パルミチン酸レチノール、アラントイン、グリチルリチン酸2K、ユキノシタエキス、ボタンエキス、クズ根エキス、BG、乳酸、乳酸Na、コーン油、ポリソルベート60、イソステアリン酸ソルビタン、ピロ亜硫酸Na、フェノキシエタノール、エチドロン酸


ハイドロキノン石けんとは?
旭研究所の『業務用ハイドロキノン石けん』とは、ハイドロキノンに加え、グリコール酸などの「ピーリング成分」を配合した石けんです。
洗顔と同時に、「美白」「角質ケア」「保湿」「洗浄」の4つのケアができるのが特徴で、顔や体に通常の石けんと同じように使用できます。
単品でも使えますが、ハイドロキノン溶液やハイドロキノンクリームと併用することで、肌のターンオーバーにアプローチし、より効果的なケアが期待できます。
石ケン素地、グリセリン、カオリン、スクワラン、グリコール酸、ハイドロキノン、トコフェロール、エチドロン酸、EDTA-4Na


取扱店:ドラックストアでは買える?


旭研究所の『業務用ハイドロキノン』は、市販でも購入が可能です。
取り扱いは全国に2,000店舗以上あり、一部のイオンや東急ハンズ、
マツモトキヨシやウエルシア薬局などの「ドラックストア」でも販売されています。
詳しい地域や取扱店は、旭研究所の公式サイトでご覧ください。
・マツキヨネット通販(ハイドロキノン):マツキヨココカラオンラインストア
まとめ:注意点あり。かんたん美白ケアなら!


口コミでも話題の旭研究所「業務用 ハイドロキノン」シリーズについて、メリット・デメリットや使用方法などを解説しました。
シミや色素沈着には、美容クリニックに頼るのがもっとも効果的ですが、どうしてもお金がかかったり、繰り返し行くのも面倒だったりしますよね。
旭研究所の『業務用ハイドロキノン』は、純ハイドロキノンを配合した製品でありながら、
自宅で手軽にケアすることができ、継続使用により美白効果が期待できます。
ただし、製品はあくまで“スポットケア用”で、多少の皮膚刺激を感じることがあります。
皮膚の弱い方や、日中での使用は避けるのが無難。気になる部分に、ポイント使いで上手に活用しましょう。



