着心地がよく、見た目もおしゃれなナイトウエアといえば、「シルクパジャマ」。
睡眠や美容に関心のある方なら、興味を思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
最近では男女ともに人気が高まっていて、プレゼントやペアで揃える方も増えてきています。
でも「シルクパジャマ」って普通のパジャマと比べるとちょっと高いし、取り扱いも難しそう……。
また種類やブランドも多く、どれを選ぶのが正解なのかとお悩みの方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、シルクパジャマのメリット・デメリット、洗濯方法など取り扱いの注意点を解説。
さらにシルク100%パジャマのおすすめのブランド・販売店も紹介します。
この内容がわかれば、「シルクパジャマ」の効果を最大限発揮できる取り扱いの方法と、とっておきの一着が見つかります!
お肌にやさしく快適なシルクパジャマ
シルク(絹)は、カイコの繭(まゆ)からとれる天然繊維のとこで、その主成分はフィブロインというタンパク質です。
このフィブロインによって、シルク素材は通気性・吸水性・耐久性が生まれ、
さらに人との親和性が高く肌なじみが良いため、お肌が敏感な方や摩擦が気になる方に人気の素材となっています。
フィブロインは10数種類のアミノ酸が交互に連結してできており、約35%がグリシン、約27%がアラニンで占め、ほかにセリン、チロシンの割合が高いという特徴を持っている。
〜中略〜
この特徴がシルクの強さを支えている。
引用:フィブロイン
このような特徴からシルクを使った衣類には、独自の着心地のよさ・リラックス効果が生まれ、
睡眠の質の向上や、美容効果が期待されています。
綿や化繊など、一般的なパジャマを比べると値段はややお高めですが、
絹は耐久性が高いため、取り扱いを間違えなければ長く使えるコスパの良いアイテムです。
ちなみにシルク繊維は本来、フィブロインとセリシンといった2つのタンパク質の二重構造になっており、
もともとセリシンがフィブロインを覆うような構造になっています。
セリシンは「精練」という工程によって取り除かれますが、セリシンを一部残して硬く丈夫なシルク糸が使われる場合もあります。
シルクのデメリットは洗濯方法?
シルクパジャマの取り扱いでもっとも気をつけたいのが、洗濯の仕方。
実は同じシルクパジャマであっても、メーカーによって推奨している洗濯方法は微妙に違います。
そのため、購入したパジャマの取り扱い表示にしたがって洗濯すべきというのが結論ですが、
基本的には「手洗い or ドライ」の表示が一般的。
手洗いの場合、洗剤はシルク対応のおしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使いますが、
メーカーによっては、洗剤を使わずに冷水での手洗いを推奨している場合もあります。
やさしくつけ置き&押し洗いがおすすめ!
洗ったあとは、直射日光の当たらないところで吊り干しを行いましょう。
洗濯機で洗えるか?
基本的には、手洗いやプロのドライクリーニングが推奨されるシルクパジャマ。
洗濯機で洗えないのは、シルクが摩擦に弱いため、洗濯機で洗ってしまうと劣化が早くなるからです。
とはいえ正直、「自宅で洗ってすぐに着られなくなるか?」と言われるとそんなこともなく、
ネットに入れて洗ったからといって、すぐにボロボロになってしまうわけではありません。
そのため自己責任にはなりますが、どうしても面倒なときはなるべく摩擦が軽減される工夫をして洗うというものあり。
裏返してネットに入れ、「ドライコース」や「手洗いコース」などのようなモードで、なるべくやさしく洗うのも方法のひとつです。
しかし、購入したときのツヤ感や肌触りをなるべく長く維持するには、やはりメーカー推奨の方法に従って洗うのがおすすめです。
洗濯可能なシルクパジャマも紹介しています♪
ワコール睡眠科学の感想
私が愛用しているワコールの『睡眠科学シルクサテンパジャマ』は、シルク100%で高級感のある、王道のナイトウエア。
すべすべの肌ざわりとヒンヤリ感も心地よく、とにかく寝心地・着心地のよさが魅力です。
冬にこれ一枚だとちょっと肌寒いのですが、夏場は汗をかいてもサラッと快適に過ごせるため、就寝中のクーラーが苦手という方にもおすすめ。
大人っぽいシンプルなデザインと、長く着られるキレイめなカラーバリエーションでギフトにも人気です。
ネグリジェやメンズタイプもでています♪
シルクパジャマおすすめの販売店5つ
おすすめのシルクパジャマのブランドや販売店を紹介します。
シルク専門店の人気パジャマから、ギフトに嬉しい日本製、洗濯機で洗える手軽なパジャマまで。
それぞれ人気の理由と特徴をまとめてみました。
ブランド | 特徴 | メンズアイテム |
---|---|---|
LILYSILK(リリーシルク) | アイテムが豊富 大きめサイズあり | あり |
イーズクリエーション | 「かぶる」タイプ 日本製あり 洗濯洗い可能あり | なし |
COCOSILK(ココシルク) | カラーバリエーションが豊富 大きめサイズあり | あり |
ワコール 睡眠科学 | 独自設計の着心地のよさ カラーバリエーション豊富 | あり |
パジャマ工房 | 日本製 洗濯機でも洗える 大きめサイズ対応 | あり |
LILYSILK(リリーシルク)
リリーシルクは、シルク100%の『パジャマ』や『ナイトキャップ』、『アイマスク』などを販売するシルクの専門店。
世界で愛されるブランドならではの、スタイリッシュでオシャレなデザインが魅力です。
パジャマは、レディース・メンズともにアイテムが揃っていて、大きめサイズもお選びいただけます。
寝具も揃う専門ショップ!
イーズクリエーション
イーズクリエーションでは、ゆったり感のある自然なデザインが魅力のシルクパジャマを販売しています。
人気の『ジャージーパジャマ』は、「長袖+長ズボン」・「7分袖+ガウチョパンツ」タイプがどちらも日本製。
控えめな光沢感と、表示に従えば洗濯機でも洗えるといった手軽さも魅力です。
よくあるボタン付き・前開きタイプではないため、ワンマイルウエアとしても幅広いシーンでお使いいただけます。
かぶるタイプのシルクパジャマ!
COCOSILK(ココシルク)
ココシルクの『シルク100%パジャマ』は、シンプルで飽きのこないデザインと多彩なカラーが魅力のシルクパジャマです。
定番の前開きタイプから、夏用の半袖、ワンピース、メンズタイプも揃っていて、
パジャマ以外にもナイトキャップ、枕カバーなど様々なシルクアイテムを取り扱っています。
女性用は、2XLまであるため大きめサイズをお探しの方にもおすすめです。
全16色のカラーバリエーション!
ワコール 睡眠科学
眠るときの心地よさを追求したワコールの睡眠科学シリーズ。
『シルクサテンパジャマ』は、上品な光沢感のあるシルク100%の王道パジャマです。
心地よい肌触りと、独自設計による着心地のよさが魅力で、
メンズ・レディースの上下パジャマと、ロング丈のネグリジェがでています。
高級感のあるキレイめデザイン!
パジャマ工房
パジャマ工房の『テーラーカラーパジャマ』は、シルク100%のニットパジャマです。
女性用のデザインは、『前開き襟付き』・『前開き襟なし』・『Vネック』の3種類、
さらに珊瑚朱(さんごしゅ)・薄葡萄(うすぶどう)・乙女椿(おとめつばき)といったオリジナルのカラーからお選びいただけます。
独特の色合いと国内製造の品質で、プレゼントにもおすすめの一着。表示に従えば洗濯機で洗えるといった手軽さも魅力です。
オーダーメイドで最大5Lサイズまで対応可能です♪
まとめ:眠るのが楽しみになるシルク100%パジャマ
シルクパジャマのメリット・デメリットや取り扱いの注意点、さらにおすすめのブランド・販売店を紹介しました。
シルクは、カイコから生まれた天然繊維。
通気性や吸水性に優れ、その独特のツヤのある生地は人の肌と馴染みやすいため、
衣類や寝具の摩擦が気になる方にも試していただきたい一着です。
しかし価格は少々お高めで、気軽に洗濯できず面倒くさい点はデメリット。
シルクは軽くて丈夫なので、取り扱いを間違えなければ長く使えるアイテムですが、
洗濯方法がどうしても気になる方は、洗濯機OKなタイプもおすすめです。