
小型でパワフルな空気清浄機が欲しい……。
そんなときに見つけたのが、FUJICO(フジコー)の空浮清浄機『ブルーデオS型』です。
この空気清浄機、A4サイズほどという驚きのコンパクトさながら、8畳までのお部屋に対応しているという優れもの。
除菌・消臭はもちろん、「アトピー協会推薦品」として認証も受けている信頼性の高いアイテムです。
とは言え、本当に効果はあるのか?使い勝手はどうなのか?などの詳細な情報は、体感しないとわかりません。
そこで本記事では、フジコーの光除菌ができる空気清浄機『ブルーデオ S型(MC-S201)』の基本情報や、
メリット・デメリットを実際に使ってみた感想とあわせて紹介します。
さらに、利用者のリアルな口コミや他社製品との比較もチェックしましたので、ぜひ最後までご覧ください。
FUJICO(フジコー)の空浮清浄機を迷っている方にはもちろん、
初めての空気清浄機を検討中の方、小型の空気清浄機で迷っている方にも役立つ内容となっています。
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
空気清浄機「ブルーデオS型」


フジコー(FUJICO)が手がける『ブルーデオS型』は、光除菌のチカラで臭い・アレル物質・ウイルス対策を実現したコンパクトな空気清浄機です。
特長は、パワーが強いのに、どこに置いても邪魔にならないところ。
8畳までのお部屋に対応しているにも関わらず、A4サイズほどの大きさというコンパクトさが魅力です。



本体の重さは、約1.3kg!
・フジコー公式サイト:空気清浄は光の時代へ【光除菌は、フルーデオ】
光除菌とは?
「光除菌」とは、光媒体として“酸化チタン”を活用した、次世代の除菌・消臭技術です。
フジコーでは、この酸化チタンを独自技術でフィルターに成膜(コーティング)し、強力な除菌・消臭効果を実現しています。
光が当たると、酸化チタンが強い酸化力を発揮。菌やウイルスなどの有害物質、さらには臭いの原因となるガスを、水と二酸化炭素に分解します。
また、“銀”と組み合わせることで、銀そのものの除菌力に加え、光媒体との相乗効果により除菌・分解性能が一層高まる仕組みです。
フジコーの光触媒技術「光除菌」は、光触媒(酸化チタン)と抗菌金属(銀)から構成されるハイブリッド構造で、空気清浄機のフィルターにおいては紫外光との組合せで高い除菌、脱臭能力を発揮し、また床タイルにおいては明所だけでなく暗所でも反応し高い除菌能力を発揮します。
引用:光触媒製品
※「光除菌」は、株式会社フジコーの登録商標
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
何に効果がある?
ブルーデオの光除菌技術は、高い除菌力・消臭力があることから「日本アトピー協会推薦品」に認証されています。
またその効果について、第三者機関による確認された試験データは以下の通りです。
- アセトアルデヒド消臭
- アレル物質除去(花粉・ダニ)
- 菌・ウイルス
- カビ
・参考:https://www.kfjc.co.jp/business/report/lab.html
さらに公式サイトには、以下のような臭いに対しても除去効果があるとの回答が掲載されています。
- タバコを吸った後の臭い
- ペットの臭い
- トイレの臭い
・参考:https://massc.jp/faq/blue_deo_s201.php#m_qa3-1
フジコーの「光除菌」搭載空気清浄機は、製品のアレル物質低減性能とモニタリング結果等により、空気清浄機分野では、日本で初めて「日本アトピー協会推薦品」に認証されました。
引用:Blue Deo ブルーデオS型
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
ブルーデオS型のメリット
FUJICO(フジコー)の空気清浄機『ブルーデオS型』を実際に使ってみた感想を交えながら、その魅力やメリットを紹介します。
株式会社フジコーは、1952年に創業された鉄鋼メーカーで、福岡県北九州市に本社を構えています。
同社が手がける空気清浄機や除菌消臭製品は、「光触媒フィルター」を含む重要な工程を国内で行っている、国産品質の製品です。
フジコー(FUJICO)の光除菌製品は、北九州市のふるさと納税返礼品に採用されています!
引用:ふるさと納税
〜中略〜
また、組み立ては1つ1つ日本国内にある自社の製造工場で行っている日本製ですので、ぜひ手にとってみてください。
また、フジコーの光触媒技術は、JAXAとの共同研究を通じて、国際宇宙ステーション(ISS)でのマウス飼育ケージにおける消臭・除菌実験に用いられています。
将来的には、宇宙で使う設備への応用も期待されている、信頼性の高い技術です。
国際宇宙ステーション(ISS)での実験に使われるマウス飼育ケージに当社の光触媒技術が使われました。
引用:【JAXA情報】熱交換器への光触媒加工技術を開発中
https://massc.jp/jaxa/
現在は、米国を中心に開発が進められている月周回有人拠点Gatewayに搭載予定の熱交換器への光触媒加工の開発を行っています。
過去には JAXA との共同研究を 実施、有人宇宙施設等での衛生 上の可能性を探りました。 現在は、マウスの飼育用のケージに、当社の光触媒技術が使われ ています。さらには、2028 年の完成を目指す、月周回有人拠点(Gateway)に向けた研究開発も進めています。
引用:宇宙ステーションにおける消臭・除菌にもフジコーの技術が!
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
操作がかんたん


フジコーの「光除菌」空気清浄機シリーズは、コンセントを差してボタンを押すだけのシンプル設計。
ボタンは 2つ だけなので、機械が苦手な方でも直感的に使えます。
タイマーや加湿といった付加機能はありませんが、「ニオイ」や「ウイルスの除去」といった基本性能に特化しているのが特長です。
そのため、一人暮らしや高齢の方でも扱いやすく、プレゼントにもおすすめな製品です。
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
フィルター交換不要


一般的な空気清浄機では、フィルターにホコリやウイルス、ニオイ成分を吸着させる方式が主流であり、
フィルターは洗えない場合が多いため、定期的な交換が必要です。
しかし、ブルーデオS型をはじめとする「光除菌」空気清浄機シリーズは、
ウイルスや臭い成分を分解・除去する設計や、水洗いできるフィルターの採用などにより、フィルター交換の必要がありません。
※旧型MC‑S101はフィルターの定期交換が推奨されています。
定期的な掃除・メンテナンスは必要ですが、交換購入しなくていいといった点ではかなり経済的な製品です。


旧モデルは、光除菌フィルターは交換不要ですが、プレフィルターは半年から1年程度で交換が必要。
引用:Blue Deo ブルーデオS型
Newブルーデオは、洗える集塵フィルターの採用により、交換は基本的に全て不要になりました。



お掃除方法はこちら↓
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
省電力設計
空気清浄機は長時間使う家電だからこそ、電気代も気になります。
『ブルーデオS』は、高性能ながら省エネ設計を実現していて、1日中稼働させても電気代はごくわずか。
公式サイトによれば、24時間「標準モード」で稼働させたときの電気代は、約5.1円となっています。
消費電力が少ないため、環境にもお財布にもやさしい一台です。
弱モード:約4.8円 標準モード:約5.1円 ターボ:約9.3円
引用:その他製品情報
【目安】弱モードで、1か月あたり約144円の電気代です。(1日24h稼働の場合)
※電力料金目安単価31円/kwh(税込)〔2022年7月改定〕で計算しています。
・マスクフジコー公式サイト:光除菌の空気清浄機。コンパクトでありながら、臭いだけなく除菌も!
何も放出しない
一般的な空気清浄機は、フィルターでホコリやウイルス、ニオイなどを吸着する方式が主流ですが、
光除菌技術では、光触媒が菌やウイルスを分解するため、フィルターに汚れがたまりにくいという特長があります。
また、オゾンや次亜塩素酸などの物質を放出しないため、赤ちゃんやペットのいる環境でも安心して使用が可能です。
当社の空気清浄機はファンで空気を吸引し装置本体内部で消臭・除菌をします。赤ちゃんやペットが薬剤を吸い込んだり放出物に触れることは一切ございませんので、安心してお使いいただけます。
引用:使用上の注意点
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
ブルーデオS型のデメリット
FUJICO(フジコー)の空気清浄機『ブルーデオS型』について、特長やメリットを紹介してきました。
ここからは、実際に使用して感じたデメリットや注意点について、率直にお伝えしていきます。
・公式サイト:コンパクト空気清浄機ブルーデオS
音がうるさい?
運転モードは「弱・標準・ターボ」といった3種類があり、睡眠中も気にならない静音設計となっています。
しかし、一部の利用者からは「音が気になる」といったネガティブな意見も寄せられています。
そこで実際に、各モードの運転音の大きさを体感を含めて詳しく解説していきます。
風量 | 運転音 | 目安 | |
---|---|---|---|
弱 | 0.10m3/min | 21dB | 木の葉が触れるくらいの音 |
標準 | 0.24m3/min | 26dB | 図書館やささやき声くらいの音 |
ターボ | 0.70m3/min | 46dB | 扇風機〜換気扇くらいの音 |
「弱」モードはほとんど音が気にならず、就寝時にぴったりの静音性です。
「標準」モードから、音がしっかり認識できる程度になり、一部の口コミでは「音がやや気になる」といった声も見られました。
しかし、個人的にはエアコンや扇風機と同じくらいの音量、またはそれより静かだと感じるので、実際に寝ている間も問題なく「標準」モードを使用しています。
「ターボ」は素早く集じん・除菌したい時に便利なモードですが、使用中は「ブオーン」という機械音がしっかり聞こえます。
ドライヤーや掃除機ほどではないものの、風切り音はそれなりに強く、つけたまま寝たりTVを見るのには邪魔になるかもしれません。


掃除・メンテナンス方法


『ブルーデオS201』の特長である“フィルター交換不要”は、非常に経済的で、大きなメリットのひとつです。
しかし、掃除も不要というわけではなく、定期的なメンテナンスは必要です。
基本の掃除方法はかんたんで、内臓されているフィルターを外し、掃除機でゴミやホコリを吸い取るだけ。


掃除が必要なタイミングが来たら“フィルターお手入れランプ”が自動で点灯し※、お知らせしてくれます。
※「標準モード」で24時間使い続けた場合、約1ヶ月後に点灯



汚れが落ちにくい場合は、流水で洗い流す方法でもOK。


掃除やメンテナンスは、取扱説明書に従えばスムーズに行えるので安心です。
パーツが重かったり、取り外しにくかったりといった心配もなく、女性でも扱いやすい設計になっています。






・公式サイト:「光除菌」の空気清浄機・ブルーデオS201
比較①:シャープ「プラズマクラスター」
フジコーの『ブルーデオS型(Mc-201)』を、空気清浄機で有名なシャープの「プラズマクラスター」シリーズと比べてみました。
プラズマクラスターは、空気中にイオンを放出して、菌・ウイルス・ニオイなどを抑えるシャープの独自技術。
空気清浄機は、フィルターで空気の汚れをキャッチしながら「プラズマクラスターイオン」を放出し、空気をキレイします。
今回は、最新のラインナップ※から、もっとも小型で6畳のお部屋に対応した『空気清浄機 FU-TC01』と比較します。
※2025年9月時点
製品の概要(サイズ・重さを含む比較)
![]() ![]() ブルーデオS(MC‑S201) | ![]() ![]() シャープ FU‑TC01 | |
---|---|---|
種類 | 光除菌式 空気清浄機 | プラズマクラスター搭載 空気清浄機 |
推奨床面積 | 約8畳 | 約6畳 |
サイズ | 幅187 mm × 奥行145 mm × 高さ268 mm | 直径190 mm × 高さ330 mm(円柱形) |
重さ | 約1.3 kg(ACアダプター除く) | 約2.0 kg |
運転音 | 「標準」モード:26dB (「弱」モード:21dB) | 「中」モード:34dB (「弱」モード:22dB) |
24時間あたりの電気代(円)※ | 「標準」モード:約5.1円 (「弱」モード:約4.8円) | 「中」モード:約6.48円 (「弱」モード:約2.16円) |
※:電力料金目安単価31円/kwh(2022年7月改定)で計算
それぞれの特徴
フジコーの『ブルーデオS型』は、コンパクト & 軽量(約1.3 kg)設計で、持ち運びやすく設置場所を選びません。
また、ワンボタン操作でかんたん、光触媒フィルターにより「菌やウイルス、臭いを元から分解」し、オゾンやイオンなどを出さず安全といった特徴があります。
また、フィルターは、基本的に交換不要で経済的といったところがメリットです。
一方で、シャープの『プラズマクラスター FU‑TC01』は、円柱形で空間に溶け込むデザインが魅力。
操作方法もワンタッチでかんたん、ナイトライトを点灯することもでき、寝室にもおすすめです。
空気浄化は、フィルターで微細な汚れをキャッチしながら、シャープ独自の「プラズマクラスターイオン」により菌やウイルス、臭い成分を素早く除去。
フィルターは、1ヶ月に一度の定期的なお手入れが必要ですが、掃除機で吸い取るだけなのでこちらも手間はありません。
ただし、水洗いができないため、約1年での交換が必要です。


・参考:プラズマクラスターの効果について
どっちがおすすめ?
持ち運びやすさ・省スペース重視なら『ブルーデオS』がおすすめです。
本体はA4サイズ相当のコンパクト設計で、重さも約1.3kgと軽量。
また、フィルター交換が不要のため、コストパフォーマンスを重視する方にもピッタリです。
一方で、空気清浄機としての総合的な性能を優先するなら、シャープの『FU-TC01』がおすすめ。
シャープ独自のプラズマクラスター技術により、空気中のウイルス・菌・ニオイを素早く抑制し、静電気の発生も軽減します。
ただし、こちらは定期的なフィルター交換が必要です。


比較②:フジコー「アカリア」
フジコーから発売されている「光除菌」の空気清浄機のなかで、筆者が実際に購入を迷った製品があります。
それが、さらに超小型の空気清浄機『AkariAir(アカリア)』です。
こちらは、USBケーブルで充電ができる、持ち運びに便利なタイプです。
製品の概要(サイズ・重さを含む比較)
フジコーの『AkariAir(アカリア)』は、空気清浄機とアカリがひとつになったポータブル空気清浄機です。
サイズは“ペットボトル”ほどで、USB電源で充電可能。軽いので、持ち運びにもぴったりです。
ご自宅ではベッドサイドやペットの近く、お手洗いなどに。外出先では、カフェや飛行機内、車の中、旅先など、さまざまな場所で活躍します。
「ブルーデオ」と同様に光除菌技術を搭載していて、ウイルスや菌を元から除去。さらに、光媒体フィルターと活性炭フィルターのダブルでしっかり消臭します。


・公式サイト:光除菌の空気清浄機。コンパクトでありながら、臭いだけなく除菌も!
どっちがおすすめ?
『ブルーデオS』は、A4サイズ相当でコンパクトながら安定した構造で、小~中規模の空間に十分な性能を発揮します。
そのため、定位置に置いて使いたい方におすすめ。また、フィルター交換不要なところは、他社製品と比べても大きなメリットです。
一方、『アカリア』はバッグにも収まる軽量・小型サイズで、パーソナル空間(約4m³、1〜2畳程度)に特化しています。
寝室のベッドサイドやデスクの上、外出先など、限られたスペースでの使用にぴったりです。
USB電源で手軽に使え、照明機能も備えているため、デザイン性と携帯性を重視する方におすすめです。

