お肌や髪の毛など、全身に使える化粧水として人気の「ローズウォーター」。
ローズウォーターとは、バラの精油をつくるときに生成される蒸留水のことで、
肌に優しい成分を重視し化学物質を避けたい人にとってはとっても魅力的なアイテムです。
しかし市販にはたくさんの種類がでていて、
どれが本物なのか?食用と化粧水の違いって何?などといった疑問も多く聞かれます。
どうせなら、できるだけ信頼できる品質のもの、効果が高いものを選びたいですよね。
そこで本記事では、ローズウォーター化粧水の効果や使い方、デメリットについて解説。
さらに、おすすめのブルガリアローズジャパン・『ダマスクローズウォーター』についてのレビューをお届けします。
この内容を知れば、ローズウォーターの意外な活用方法やその魅力、自分にあった製品に出会えます。


ローズウォーターは「芳香蒸留水」

ローズウォーターとは、バラの花びらが原料の精油(エッセンシャルオイル)の製造過程で得られる「芳香蒸留水(フローラルウォーター)」のこと。
バラの精油は、水蒸気蒸留法によって得られますが、その製造時にできる副産物がローズウォーターです。

精油は主にその香りを楽しむのに使われるのに対し、
ローズウォーターは少量のエッセンシャルオイルとそれ以外のバラの成分が優しく水に溶け出しているため、
古くからその美容効果が期待されており、食用や化粧水として使われています。
現在は香水に用いられる精油のバラ油を製造する際の副産物として作られる。
引用:バラ水

ローズウォーターの効果って?

ローズウォーターは、バラの花びらを水蒸気蒸留することで得られる天然の芳香水であり、
古代から美容や健康維持に使われてきました。
インド発祥の伝統医学・アーユルヴェーダでもその優れた作用から度々、その名前が登場します。
ローズ製品の主要成分は、ゲラニオール、シトロネロール、フェネチルアルコールなどであり、
主な効果は肌の保湿、引き締め、鎮静作用、香りよるリラックス効果などが考えられています。
2000年以降ローズに関する研究報告が増加しており、抗菌・抗真菌作用、抗炎症作用、抗ストレス作用、女性ホルモンに対する作用、抗酸化作用、皮膚バリアに対する作用、抗腫瘍作用等が報告されている。
引用:ローズの薬理作用
●天然のバラが持つ抗菌性を生かした肌にやさしいローションです。
引用:製品について
● お肌を清浄にし、引き締め、潤いを与えます。
● 冷却効果もあり、紫外線を受け日焼けした肌と髪を冷やします。
またローズウォーターは、抗菌・抗真菌作用があると考えられていて、様々な皮膚トラブルへの効果が期待されています。
精油とは違い成分が優しく溶け込んでいるため、そのまま肌に使えるのはもちろんのこと、
刺激が少なく使いやすいといった点もメリットです。

季節の変わり目などストレス肌にもおすすめ!
ブルガリアンローズの香りは不安やうつ、ストレスを緩和する作用があると報告されています(※3)。
引用:ブルガリアンローズのチカラ>心の健康
ローズウォーターはどこで買える?


原料となるダマスクローズの主な産地はイラン、トルコ、ブルガリアなどの中東地域が中心であり、
日本ではまだまだ馴染みは薄く取り扱いショップも限られてきます。
市販では雑貨屋、ドラックストア、輸入雑貨・食品のお店で取り扱いがあるほか、
Amazon・楽天市場などの大手通販サイト、iHerbやQoo10などの海外コスメサイトなどでも手に入ります。
全身に使える化粧水ですので気になる方は、ぜひ試してみてください。




ローズウォーターのデメリット


ローズウォーターには多くの効果・メリットがある一方で、いくつかデメリットも存在します。
その品質や選び方、使用上で気をつけたい点をまとめてみました。
- 海外製品が多く品質の見分けがつきにくい
- 食品と化粧品がある
- 混ぜ物が含まれている製品がある
- 肌に合わない場合がある
- 香りの好みが分かれる
ダマスクローズの産地は中東地域が中心であることから、
海外の聞きなれないメーカーから出ていることも多く、品質の見分けがつきにくいといった難点があります。
特に輸入品の場合は、その品質がいっそう気になるところですが、
まずは配合成分を確認して、「バラの花」と「水」以外の成分が含まれていないものを選びましょう。
またローズウォーターには飲み物や料理に加えられる「食用」とそれ以外の「化粧水用」のものがあり、
「食用」であっても余計な成分が含まれていなければ、ほとんどが化粧水として肌にも使うことができます。
しかし「食用」の場合は、賞味期限が短かったり冷蔵保存が必須の製品もあるのでご注意ください。


またローズウォーターは肌の弱い方にもおすすめですが、だからといって万人の肌に合うとは限りません。
気になる方は、「ローズの花」と「水」以外の成分が含まれていない製品のなかから、
携帯用や小さいサイズが出ているメーカーのものを試してみるのがおすすめです。


混ぜ物のないローズウォーターが◎


「ローズウォーター」として売られている製品のなかには、防腐剤や香料など別の成分が含まれているものがあります。
しかし天然ローズの効果をなるべく取り入れたいなら、天然100%のローズウォーターがおすすめ。
配合成分には「バラ花水」または、「バラ、水」とだけ書かれたものを選びましょう。
紹介している、ブルガリアローズジャパンの『ダマスクローズウォーター』は、蒸留所からそのままボトリングした天然のローション。
バラのもつ抗菌性によって、防腐効果を保っています。
とくに肌が弱い方や、子供や家族でシェアしたい場合は、このような無添加の製品がおすすめです。


ダマスクローズウォーター・レビュー


ブルガリアローズジャパンの『ダマスクローズウォーター』は、顔や頭皮、髪の毛など、全身に使える化粧水です。
配合成分は「バラの花びら」と「天然水」のみ。蒸留所からそのままボトリングされた芳香蒸留水です。
バラのもつ抗菌作用によって品質を保っているため、防腐剤などの余計な成分は含まれていません。
肌なじみがよく、ほどよい保湿感があるので、洗顔後やお風呂上がりワンプシュしたり、
導入化粧水として、メインのお手入れ前に使うのにも便利です。





意外と少ないスプレータイプ!


デメリットはある?
あえてデメリットを言うなら、これだけでスキンケアが終わらないということ。
私はお風呂上がり、すぐに化粧水をつけられない時にも使っていますが、とくに冬場は少し経つと乾燥が気になってきます。
とってもナチュラルな使用感で気に入っていますが、
導入化粧水、化粧直し、夏場のスキンケアに取り入れるのがおすすめ。



もちろん、頭皮やボディにもOK!
ローズウォータには冷却効果があるので、
暑い時期に紫外線ダメージを受けた肌や頭皮を冷やすのにはぴったりです。
また香りについては、ローズ精油のように甘い香りを想像していたなら物足りないかもしれません。
ダマスクローズの蒸留水は、青々としたフレッシュな香りががほのかにするだけ。
逆にいえば、香りはやさしく残らないので職場など、出先でも使いやすいアイテムです。
天然バラの香りでリラックス&リフレッシュしながら肌のお手入れができる、おすすめのローズウォーターです。
ダマスクバラ花水



80ml・200ml・500mlの3種類!






【比較1】サンタ・マリア・ノヴェッラとの違い
サンタ・マリア・ノヴェッラはイタリアの老舗ブランド。『ローズウォーター』は気品あふれる香りが魅力の化粧水です。
紹介したダマスクローズウォーターと同じように顔やボディに使えますが、
成分を確認すると天然の蒸留水ではなさそうです。
水、香料、ベンジルアルコール、ソルビン酸K、クエン酸 ※配合成分は更新される場合があります。最新の情報はパッケージに記載されている内容をご確認ください。
引用:ローズウォーター
成分の中にはダマスクローズの蒸留水も含まれているようですが、ほかの香料や防腐剤も入っています。
そのためブランドが好きな方、香りをメインで楽しみたい方には適していますが、
天然バラ水の効果を試したい方、肌が弱い方やお子さんなどに使用される場合は、注意が必要です。
・コスメ通販サイトQoo10:サンタマリアノヴェッラローズウォーター
【比較2】生活の木との違い
アロマやハーブで人気のメーカー・生活の木の『ローズダマスク フローラルウォーター』は、甘く華やかな香りが特徴の化粧水。
天然の蒸留水に防腐剤としてフェノキシエタノールが含まれていますが、それ以外の成分は含まれていません。
ボトル入りのためコットンパックに使いたい場合や、手づくり化粧品の基材として使うのに便利です。
ダマスクバラ花水(ローズダマスクウォーター)、フェノキシエタノール
引用:ローズダマスク フローラルウォーター/Rose damask



100mlと200mlの2タイプ!
まとめ:天然の美容効果と使いやすさが魅力♪


ローズウォーターは、その多様な美容効果と使いやすさから、多くの人に愛されています。
またその豊かな香りでスキンケアをしながら、リラックス効果も得られることでしょう。
しかし市販には様々なローズウォーターが出ていて、「芳香蒸留水」以外の成分が含まれているものも少なくありません。
本来の天然バラの効果を試したい方は、成分に「バラ」と「天然水」のみでつくられる無添加の製品を。
夏の紫外線によるダメージ肌、季節の変わり目の揺らぎ肌、仕事合間のリフレッシュや化粧直しなど、
多くの場面で使える、とってもおすすめのアイテムです!



